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事務所コラム

ふるさと納税

2020.11.06

久野 崇史

 実は、昨年から、ふるさと納税で、故郷に寄付をしています。
 ふるさと納税制度は、自分の好きな地方自治体に寄付ができる制度ですが、手続が難しそうだったので、これまで、利用していませんでした。
 前職の際、先輩検事が、「2000円を負担するだけで、おいしい食べ物が届く。確定申告をするだけでよい。」と言っていましたが、当時は、仕事に追われ、詳しい手続などを調べられずにいました。

 その後、私が、ふるさと納税で寄付をしようと思ったのは、弁護士になってからでした。
 弁護士として仕事をする中で、自分が生まれ育った故郷に対して、何かできないかと思うようになりました。
 もっとも、札幌にいる私が、遠く離れた故郷にできることは、ほとんどなく、いろいろと考えていく中で、ふるさと納税を思い出しました。
 私は、既に、確定申告をしていたので、手続上の負担もなく、利用できると思いました。
 それで、昨年、初めて、ふるさと納税で、故郷に寄付をしました。
 確定申告では、確定申告書に寄付の証明書を添付し、寄付額を申告することで、税額の控除も受けられました。

 ふるさと納税により、僅かながら、故郷の税収に、貢献できました。
 これまでは、帰省をしても、自分と町自体との繋がりを、あまり意識していませんでしたが、今では、「自分は、この町に貢献をしている。」「札幌で働いているのは、両親や家族の生活のためにもなっている。」と、思えるようになりました。

 ふるさと納税については、運用上の問題などが指摘されていますが、私は、今年も、故郷に、僅かながらの貢献をしたいと思います。  

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