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事務所コラム

箸の持ち方

2019.08.29

久野 崇史

 箸を正しく持つことは、なかなか、難しいものです。

 3歳になった私の長男は、現在、練習用の箸を使って、ご飯を食べる練習をしています。

 大人と同じく箸を使うのが嬉しいのか、スプーンやフォークで食べていたときより、積極的に、食事に取り組んでくれるようになりました。

 

 ところで、私はというと、今は、正しく箸を持てるようになりましたが、20歳を過ぎる頃まで、箸の持ち方を間違っていました。

 本来、上の箸は、人差し指と中指で挟んで動かしますが、当時の私は、人差し指だけで上の箸を動かし、中指は、下の箸を押さえていました。

 私は、これが、正しい箸の持ち方だと信じていました。

 

 ところが、22歳頃に、テレビを見ていると、私の箸の持ち方が間違っていることに気付きました。

それで、私は、今更と思いながらも、箸の持ち方を矯正することにしました。

 そして、正しい箸の持ち方を繰り返すうち、段々と、この持ち方に慣れてきて、今では、当たり前に、正しく箸を使うことができるようになりました。

 

 箸の持ち方は、小さなことです。それでも、20歳を過ぎてから箸の持ち方を直せたことで、私は、何歳からでもやり直しができるのだと、学んだ気がしました。

 

 実は、私が司法書士試験や、司法試験に挑戦できたのは、このときの気持ちがあったからでした。

 試験への挑戦は、人生のやり直しではありませんが、新しく目標を持ったときに、年齢や、目標の高さ故に、挑戦や努力を諦めるとの気持ちにはなりませんでした。

 

 何歳からでも、やりたいことはできるし、やり直すこともできるのだと思います。

 犯罪を犯してしまった人もやり直せる。多額の負債を抱えてしまった人もやり直せる。どんな問題でも、必ず、解決ができる。

 そういう想いで、弁護士として、日々の職務を行っています。

 

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