現在の位置 : ホーム > 事務所コラム > 久野 崇史 > 人生の岐路

事務所コラム

人生の岐路

2019.07.12

久野 崇史

誰の人生にも、必ず、岐路があると思います。

 私が、法律の道に進んだのも、少しのきっかけからでした。

 

私は、元々、高校、大学と、電気工学を専攻していました。

就職先は、消防用設備(火災報知器等)の点検、整備などを行う会社でした。

私は、この会社で、消防設備士という資格を取得し、日々を送っていました。

 

そんなある日、消防設備士の定期講習がありました。

私は、講習の合間の休み時間に、時間をつぶそうと、本屋に寄りました。そこで、何気なく、資格試験の本を手に取ってみました。

このとき、興味本位で、最難関とされる司法試験とはどのような試験かを見てみました。

もっとも、私は、法律を学んだこともなく、司法試験は、雲の上の世界でした。

その一方で、この頃、会社での仕事にも慣れ、仕事以外の時間を持て余していたこともあって、「法律を知っていると自慢できるのではないか」との思いが沸きました。

それで、法律分野の資格を見てみると、司法書士という資格が載っていました。どうやら、司法書士試験は、司法試験より難易度が低く、簡易裁判所では法廷にも立てる資格と分かりました。

私は、働きながら勉強をし、「いつか合格できればいいな」程度の考えで、司法書士の勉強をすることにしました。

 

私が、法律の道に進んだのは、このように、本当にささいなことが、きっかけでした。

その後、私は、法律の勉強に真剣に取り組むようになり、司法書士試験の合格を経て、司法試験にも挑みました。そして、司法試験合格後は、検察官を経験し、現在に至っています。

偶然、手に取った1冊の本が、私の人生を、大きく変えることになりました。

 

人生の岐路がどこにあるのかは、本当に、分からないものです。

弁護士に相談に来られる方は、既に、人生の岐路に立っている方が多いと思います。

その方にとって、ベストな選択であったと思ってもらえるよう、これからも、精進して参ります。

 

事務所コラム一覧に戻る

 

Copyright ® Yoshikawa Masaya Law office. All Rights Reserved.