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事務所コラム

エセックス大学留学体験記(5)コソボ研修旅行

2019.07.30

吉川 賀恵

第1回のコラムでは、ジュネーブ研修旅行について触れましたが、今回は、コソボについてです。先月、前回と同様に、学校の研修旅行として、コソボを訪れました。

 

コソボは、独立を宣言したものの、一部の国から承認を受けていないことなどにより、国連には加盟をしていません。また、1998年から1999年にかけて民族紛争をきっかけに、内戦が発生しており、国を訪れてみると、紛争の爪痕がまだ残っているという印象を受けました。

 

今回の旅行では、NGOや国際機関を訪れる機会がありました。あるNGOの方から、コソボでは、学校教育の中でまったく性教育がなされていないことが問題であるとの講義がなされました。

 

この講義のあと、クラスメイトと町を散策する間、自分の国における性の状況について、話をしました。

 

ある国では、結婚前の性行為がタブー視されているとのことでした。他方で、近所づきあいが緊密であるため、誰が結婚していないか、お互いに知っていることから、結婚前のカップルは避妊具を買いに行くことができず、避妊具を用いたくても、用いることができないとのことでした。

 

家族の在り方など、性と人権とは深く結びついていると感じています。インターネットが身近になった分、性教育の必要性は、高まっているのかもしれません。弁護士として、性教育においても、やるべきことがあると感じました。

 

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