エセックス大学留学体験記（３）高校の同窓会について

2019.05.24

吉川　賀恵

私が卒業した札幌南高校には、同窓会のロンドン支部というものがあります。先日は、ある同窓生のご自宅でお寿司パーティが開かれ、高校の大先輩に握りずしをごちそうになってきました。

メンバーの年代は３０代から６０代までと幅広く、ワーキングホリデーで来ている方、駐在の方、ロンドンに居住されている方など、バックグラウンドも職種もさまざまです。本来であれば共通点も少なそうに思うのですが、すぐに打ち解けることができてしまうのが、この同窓会のとても不思議なところです。お互いの近況を伝えあい、時に励ましあい、あっという間に時間が過ぎていきます。私自身、とても居心地がよく、可能な限り参加しています。

留学をしてからというもの、人とのご縁というものを強く感じます。同窓会に参加することを勧めてくれた友人、同窓会に参加することで出会えた高校の大先輩。たまたま同じ時期に留学をしたからこそ、出会うことができた大学院の友人たち。個々人の多くの決断、偶然の重なりのうえに成り立つ一つ一つの貴重な出会いに感謝せざるを得ません。

留学の意義は、このような方との多くの出会いにあるといってもよいように思います。何をしたか、どこを訪れたか、よりも、その時を誰とともに過ごし、何を感じたか、の方が大切なのかもしれません。

　残りわずかな留学生活をより良きものにするため、一つ一つのご縁を大切に、毎日を過ごしていこうと思います。

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