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エセックス大学留学体験記(2)
2019.04.15
吉川 賀恵
留学をしてから、イギリス英語に関する問い合わせをいただくことがあります。確かに、イギリスでは、either をアイザーと発音する人が多かったり、Rの発音を省略することがあったりと、アメリカ英語と違いがあります。
しかし、実は、私がイギリス特有の英語に触れる機会は、さほど多くありません。まず、授業に関しては、アメリカ、カナダ、イスラエルなど様々な地域の先生が教鞭をとっており、イギリス出身でない方も多くいらっしゃいます。
イギリス出身の教授であっても、言い換えなどを使って、英語を母語としない学生にわかりやすく説明をしてくださいます。国連で長く勤務をされていたある教授は、イギリス特有の発音をしないことが身についてしまい、イギリスで初対面の人に、「英語が上手ね、どこで習ったの?」とノンネイティブ扱いされてしまったと冗談まじりに話していました。
また、エセックス大学の国際人権学科は、留学生が圧倒的に多く、イギリス出身の学生は数名しかいません。私にも、仲の良いイギリス人の友人が一人いますが、そのほかは、トルコ、スーダン、インド、バングラディッシュなど、さまざまな地域の出身です。
世界各国からの学生が、一つの場所に集い、一緒に学びあい、英語を通じて真摯に意見を交わすことができる、ここに本留学の一つの意義があると思います。
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