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事務所コラム

エセックス大学留学体験記(1)

2019.03.28

吉川 賀恵

弁護士の吉川賀恵です。2018年9月より、日本弁護士連合会の推薦を受け、エセックス大学修士課程に留学し、国際人権法を学んでいます。本コラムでも、随時、留学中の様子をご報告する予定です。

 

さて、エセックス大学の国際人権法コースは、世界的にも有名であり、世界各国から、弁護士、裁判官、NGO関係者といった多くの実務家が集まってきています。また、卒業生の多くが、国際連合、NGOなどにおいて著名な活躍を遂げており、人的ネットワークが強固に築き上げられていることから、卒業生は「エセックスマフィア」と呼ばれているほどです。

 

先日、学校主催のイベントでジュネーブへの研修旅行がおこなわれました。3泊4日の行程で、国際連合ジュネーブ欧州本部、赤十字国際委員会本部、NGOの事務所を訪れました。

国際連合ジュネーブ欧州本部前の広場には、高さ12メートルにも及ぶ、大きな椅子のオブジェが置かれています。その椅子は4本の脚のうち、1本が途中で欠けており、「壊れた椅子」という題名がつけられています。そこには、地雷の惨状を伝えるとともに、クラスター爆弾の禁止を呼びかけるメッセージが込められています。

椅子の一部を失いながらも、力強く、威厳を保ち、まっすぐに立ち続ける姿は、とても印象的です。

 

今回の旅行を通じて、次世代に少しでも明るい未来をつなげるため、微力ながらも努力を続けようと、新ためて弁護士としての志を確認することができました。

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