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事務所コラム

ロンドンにて

2019.05.10

吉川 正也

今年のゴールデンウィークは、10連休になったこともあり、思い切って、英国ロンドンへ1週間の旅をしました。

 

旅行前、EUから離脱するか否かの問題につき、英国の国会審議が難航していることが、報道されていました。その、国会議事堂は、テムズ川のほとりにありました。訪問時には、一部修理中で、全ては見ることができませんでしたが、歴史的な建物であることを確認できました。


ところで、このテムズ川は、ロンドン市内を流れる北海道でいえば石狩川のような、いや、それ以上の川幅と水量をもつ、大きな川です。

その両岸には、かつての海軍王国を示す建物が立ち並び、外国との交易が盛んであったことがわかります。

 

テムズ川でのクルーズ船に乗り、船内から国会議事堂、ロンドン橋、ロンドン塔などの歴史のある建物のほか、新しく建設されているロンドンアイや、スカイガーデンの入っている大きなビルを観ることができました。

 

また、テムズ川を、船で、河口の方に向かうと、グリニッジ天文台があり、訪れてみました。船を下りて、天文台まで徒歩で小高い丘へ登っていきます。途中、プラタナスの大木やサクラの樹も含め、種々の木々のある、大きな公園を通っていきます。

ロンドンは、札幌より、春が2週間~3週間早い感じです。木々も青葉が大きくなってきていて、繁る前の段階で、公園内には、リスがいたり、小鳥などをみかけました。

 

天文台では、西半球、東半球に分かれる子午線、つまり東経0度、西経0度の線がありました。子午線は、地球を東西に分ける線ですから、本来、目でみえるものではありません。それでも、天文台内には幅10cm程のラインが、屋外に設置され、それを両足でまたぐことができるように、展示されていました。

この子午線を正確に引くことができたことこそ、当時、英国が、政治、経済、科学の諸方面で、世界をリードし、世界のトップを走っていたイギリスを、示すものと、感じました。


また、ロンドンでは、移民と思われる多くの人々が、ホテルでも、飲食店でも、デパートでも、タクシーでも、働いていました。

日本も、これから、人口の減少によって、外国人の労働力に頼らざるを得なくなってきています。イギリスでみた各国の労働者の姿は、日本の将来を示すものなのでしょうか。

 

大英帝国といわれたイギリスの現状から、政治、経済、労働、環境、芸術等々にわたり、私達、一人一人が学んでいくべきものは多いと感じました。

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