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事務所コラム

石狩灯台再訪

2013.10.31

吉川 正也

石狩川の河口にある石狩灯台を2年振りに訪れた。赤と白に塗られた灯台は、思いのほか、背が高くない。石狩川河口へ向かって車を走らせても、容易にその姿を見せない。背の低い柳などの木々やススキの中から、灯台が見えた時は、ほとんど、灯台の足元に来ていたところだった。

 

赤と白でくっきりと目立つ石狩灯台の近くには、ハマナスが、緑色の葉をつけている。その緑の葉の間に、ハナマスが熟した果実をいくつかつけていた。

 

10月の石狩の海は、夏とは違って海の色がうす茶色だ。この時期、雨が多かったためか、浅瀬の砂を巻きあげたためか、うす暗い海である。空は、海の上一杯に大きく広がっている。空は高く、日本海が大きく広がっている。

 

河口から左手側を見ると大きく海が広がり、小樽港が遠くに見える。岬が海につき出して、その内側にあるのが小樽港だ。手稲山も遠くではあるが、良く見える。

石狩川河口の右手側には、大きく2つの岬がせり出している。手前の岬の向こう側には、厚田(あつた)があるのだろう。2つ目の岬が突き出している向こうには、浜益(はまます)があるはずだ。

 

ぐるりと振り返り、石狩川が流れてくる方向に目を転じる。石狩川の流れてきた方向の左側に、遠く雪の山が見える。

この時期に雪がある山は、大雪しかない。こんな石狩の河口から大雪まで見渡せるものなのか。石狩平野は、ここから旭川の方まで、見えるのだ。

 

北海道は、まもなく、冬の季節になるだろう。本当に大切なものであれば、この冬の寒さにも、耐えられるはずだ。

北海道の冬を乗り切ることで、自らの精神を、改めて、鍛えていこう。

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