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事務所コラム

旭岳、姿見の池

2020.10.07

吉川 正也

9月のシルバーウィークに、旭岳を訪れました。旭岳は、日本一の広さを誇る大雪山の真ん中にあります。

 

 旭川市から、車で、1時間ほどで、大雪山のすそに着きます。そこから、山道に入ります。道は広く大きな道で、急な勾配ではなく、比較的ゆったりと山に入る山道です。

 

この山道を、20分ほどで、旭岳のふもとに着きます。そこには、大型のロープウェーがあり、旭岳の8合目まで、行くことができます。

 

ロープウェーでは、ゴンドラの中から、大雪山の紅葉が楽しめます。この日は時期が少し早く、まだ山の紅葉は、ほんの一握りの感じです。

 

山頂は、雲がかかり、よく見えません。山頂駅から、今度は、旭岳の山頂直下にある、姿見の池まで、登ることにします。登りの山道は、整備されていますが、平坦ではなく落差があり、石を階段代わりにしているところもあります。

  

山道は、両側には、ハイマツがありました。日本一の高山植物は、花の時期を終えて、お花畑は、秋の草原です。チングルマは、白い綿毛が風になびいています。

 

途中、小さな池が三つ程出てきて、足の疲れを癒やしてくれます。池は、6月頃、池になり、夏の間水をたたます。この秋を過ぎると、再び、雪に埋まるのです。

 

結構きついコースを上りきり、登山客が休憩しているところまで、たどり着きました。そのちょっとした広場の向こう側に、これまでの小さな池と違う大きな池がありました。

 

これが、姿見の池でした。池には、旭岳が写るということでしたが、この日は、風もあり、曇り空で、山の姿が、池に映ることはありませんでした。

 

帰り道、旭岳の方を振り返りながら、降りました。このときに、これまで見えていなかった旭岳が姿を現しました。

 

旭岳は、噴煙が幾筋も上がっています。姿見の池の近くから噴煙は上がっていました。右側には、茶色の山肌に、山頂へ向かう登山道が見えます。さすがに急斜面です。

 

旭岳は、ひととき、山容を見せてくれた後、また、雲の中に消えていきました。

 

札幌に戻った日、旭岳には初雪が降ったとのニュースが流れていました。

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