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事務所コラム

北海道地震

2018.10.04

吉川 正也

 

9月6日、朝3時ころ、地震が発生した。背中を突き飛ばされるようにして、目を覚ました。起きても、どうしようもないので、そのまま寝る。朝7時ころ、テレビをつけるが、つかない。電気がつかず、家電話もつながらない。

 

それで、ラジオを持ってきて、電池式に切り替え、やっとラジオを聞く。

これで、はじめて、厚真町で大きな地震が発生したことを知った。以後、夕方6時近くに電気が回復するまで、ラジオが大切な情報源となった。

 

水道とガスは、大丈夫であり、また、朝だったので、陽の光には、大変助けられた。

いつもより少し遅れて事務所に出勤する。地下鉄が停止しているので、家族の者と、車で行く。

道路は、信号機があっても、全て、停電で動かない。警察官の手信号で、進行をしていく。

 

事務所ビルに着いたが、ビル内は、真っ暗で、エレベーターが動かない。

ビルの階段を上るのも、スマートフォンの灯りを頼りに、事務所内に入る。事務所は、室内灯、パソコン、電話、いずれも使えない。

それでも、10時からの法廷があるので、裁判所まで出向く。

 

すると、小さい貼り紙が貼ってあり、本日の裁判は全て取り消す旨の表示が出ていた。依頼者に連絡をしようにも、事務所の電話機が使えず、携帯電話で、連絡をした。

 

結局、裁判所は、地震の日から、結局、木金月の間、休廷となった。

札幌市内の情報としては、清田区の里塚の地域の液状化現象が繰り返し報道された。

 

北海道全体が停電してしまった地震は、万が一のときのためのバックアップ体制ができていないことが、原因だった。乳牛の搾乳が出来ない。搾乳した牛乳は、廃棄するなどの事態が生じた。


今回の地震では、今を生きることを、改めて、考えさせられた。

また、情報のないこと、情報のあり方についても、考えさせられる契機になった。

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