現在の位置 : ホーム > 事務所コラム > 吉川 正也 > 奥尻島
奥尻島
2018.09.04
吉川 正也
お盆休みを利用し、函館、奥尻方面へ旅をしました。
瀬棚には、思い出があり、大学時代に瀬棚の海で泳いだことがあります。
当時は、国鉄の時代で、函館本線から瀬棚線に乗り換えて、太平洋側から山を越えて、日本海側まで時間をかけて向かいました。
丁度、七月だったと思いますが、瀬棚の海はとてもきれいで、透明度の高い海でした。
このきれいな海にはアワビがいて、素潜りで採りました。
はじめは、岩なのか、アワビなのか、全くわかりません。
そのうちに、アワビは貝の横がひだのようにヒラヒラ揺れ動くのがわかりました。そうやって、アワビを見つけたことを思い出しました。
アワビは深いところの岩肌に張り付いています。潜水して、3~4メートル下にもぐります。視界の先には、底の見えない深い日本海がひろがっていて、早々と浮上したものです。
今回は、高速道路も使いながら、自動車で山を越え日本海の瀬棚に出ました。瀬棚の海は、ずっと昔と同じように、きれいな海でした。
奥尻島には、瀬棚のフェリー乗り場から、フェリーで、向かいました。
丁度、夏の甲子園の真っ盛りでしたが、船上から夏の海を眺めていました。
島では北側しか見ることができませんでしたが、山頂にある見晴らし台から、遠くに、奥尻のシンボルとして案内されたなべつる岩のあたりが、見えました。
奥尻では、地震から25年が経過をし、しっかりと復興をしてきている様子を感じました。地域で、食堂や、みやげもの店、あるいは、漁師として、25年前の災害を乗り越え、前向きに生きている人々と接することができました。
海の透明度は、あの頃と変わっていないと思いました。一方で、人々は、また我々も、これまでの時間の分だけ、それぞれ前進してきたことを、実感する旅となりました。
Copyright ® Yoshikawa Masaya Law office. All Rights Reserved.