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事務所コラム

霧多布岬

2015.10.05

吉川 正也

北大に入り、時々、アルバイトをしていた頃、札幌から遠く離れた霧多布で、測量の計測用の白赤のポールをもって指示されたところへ走るというバイトがあった。

 

このバイトで、先輩が、霧多布岬をみせてやろうということで、車で岬まで連れて行ってくれた。バイトでは、川や海がほとんど道路と同じくらいの高さであったところ、岬は、かなり高いところまで登っていった。

 

ススキが胸のあたりまであって、ビューッと風が吹いて、その先は、太平洋であった。岬のあたりに立つと、左右は、断崖となって、太平洋の荒波が白く光っていた。

 

遠くを見れば、断崖の下のところは、少し砂浜になっていた。霧多布岬は、荒涼たる風景と感じられた。

 

今回、霧多布岬を、再び訪れる機会をえた。家族で、霧多布を訪れた。断崖は、明るい秋の陽の先にキラキラと輝いていた。

 

学生の時は、将来の漠たる不安を感じながら、岬を見ていた。将来の厳しさを、感じていた。

今回は、北海道で生活をしていくことを改めて認識し、皆でしっかりと生きていきなさいという、岬からのメッセージと感じた。

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