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事務所コラム

カービングターン

2024.02.28

吉川 正也

スキーは、冬の札幌での大きな楽しみです。

斜面を滑り降りるアルペンスキーも、平地を滑走するクロスカントリー型も、いずれも楽しいものです。

 

今年は、小さな起伏があるところを滑走するクロスカントリー型のスキーは、またできていません。それでも、春になって雪が消えてしまわない前に、一度はクロカンをしてみたいと思っています。

 

ところで、アルペン型のスキーでは、現在スキー用具も改良され、カービングスキーというスキー板となっています。アルペン競技のオリンピックで、用具が開発されてきた結果です。このカービングスキーで滑るときに、スキーをずらさないでカービングターンをする。これが、トレンドになっています。

ずれるとスキーは少し遅くなる。そのズレをターンで積み重ねては、スタートからゴールまでの間、少しずつ遅くなってしまう。

このなかで、スキー技術とスキー用具の改良がされ、ズレないカービングターンを目指すことになります。

 

小さな丘をただ、転ばないで、滑り降りてくるプルークボーゲンが出来るだけでも、スキーは十分楽しめる。そして、ハの字に開いたプルークボーゲンから、開いたスキーを引き寄せるシュテムターン、そして両足を平行にしたパラレルターン、そのうえでのカービングターンとより洗練されていく。

 

こうしたスキーの技術を少しでも、具体的にスキー場で感じられるようにする。そんな目標がカービングターンなのです。

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