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事務所コラム

桜島

2021.11.10

吉川 正也

11月2日、鹿児島を訪れた。

千歳空港を午後3時に発ち、羽田空港経由で鹿児島まで5時間20分。やはり、遠いところである。

 

翌日の第一試合で、札幌チームは福岡チームと対戦する。すでに、市内に到着したころは午後9時30分になっていて、ホテルに着いたときには、市内で夕飯をしたこともあり、すでに11時である。まだ桜島がどんな山容なのかも全くわからない。

 

鴨池球場に早朝7時、到着する。日弁連野球決勝大会に勝ち進んできて、札幌チームの選手は、皆続々と集まる。球場内に入ると、芝生には雑草が1本もなく、朝霧に濡れている。軽く走ると大変気持ちが良い。

 

試合は投手戦で、両軍のエースが奮闘し、0点がつづく。わずかなコントロールの乱れにより、両軍1点づつ四球押出しで点をとり合う。互いにチャンスがあっても、ヒットが出ず、四球での点のみだ。

最後はジャンケンで福岡の勝利となる。明日の試合を想定してきたが、これで今年の本戦は終了となった。

 

ところで、鹿児島で、改めて西郷隆盛先生の人気を確認できた。人を愛し、天を敬うという教えが、今でも大事に受け継がれている。

西郷先生が、西南戦争で最後に自死をした城山に、そこにこもった小さな洞が二つあった。

鹿児島市内では、西郷先生の教えがどこにも残っている。街の小学校では、どこでも教えているとのことであった。

 

そして、桜島は、美しい山であった。午後の明るい日射しの中で、火山らしい、地膚をみせている。幾すじもの谷が刻まれた山容でも、陽の光のせいか、暖かい山に見える。手前に広がる島津家の庭園の先に、海が池のように見え、その先に、大きな桜島が浮かんでいる。

桜島と海を借景とする、島津藩の別邸庭園であった。

 

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