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花見の季節
2020.04.08
吉川 正也
コロナウイルスで、今年は、花見どころではなくなってしまった。
長野県の高遠は、サクラの名所であるが、人が集まるということで、今年は見物客を入れないということである。
各地の桜の名所は、人が集まる、人が集って近くで話すといったことから、今年は、花見もままならなくなった。
それでも、季節は巡っている。札幌も、ゴールデンウィークには、サクラが咲く。木々の緑も、これから日増しに濃くなっていく。遠くからでも、サクラを楽しみたい。
あれほど、札幌の地下鉄に乗車していた中国、台湾などアジア系の外国人は、ほとんどいなくなった。ホテルも商店街も、ガランとした状況である。
日本はここまで、外国の人々によって、支えられてきたことが分かる。
中国をはじめとする国々から輸入してきた建築物資が足りずに、建物の完成も遅れ、建設業界もやりくりが大変である。
コロナウイルスの問題は、我が国だけでどうこうできる問題ではない。我が国だけ守ろうと思っても、外国でこれだけ増えていれば、我が国へも再侵入してくる。
サクラの国日本は、日本独自の文化を大切にするとともに、外国の国々、人々と、改めて、手をつなぎ、しっかり、このコロナの問題でも、各国民とともに前へ向いていく必要がある。世界各地で、コロナウイルスと戦って、世界が、またひとつ、一致団結し、前進し、克服していく必要がある。
サクラは、今年は、自由に見られないかもしれない。しかし、サクラは、必ず、私達を待っていてくれる。
サクラは、しっかり、その様子を見ている。
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