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事務所コラム

釧路は、霧の町

2019.07.29

吉川 正也

7月末、北海道弁護士会連合会の大会があり、釧路を訪れました。この道弁連大会は、札幌では、1年おき、函館、旭川、釧路の三弁護士会では、6年に1回の割合で、開催されています。

 

JRで、釧路に向かいました。いつもであれば、海沿いにある白糠(しらぬか)駅すぎあたりから釧路までの間では、釧路湿原の一部がみえたり、太平洋がよく見える場所があるのです。ところが、この日は、あいにくの曇り空で、海も灰色がかって、海と空の境目がよくわかりません。釧路駅に着いたのは、昼過ぎでしたが、それでも、空は晴れません。

 

これが、霧の町釧路なのか。北海道に長くいる私にとっても、これだけ霧の多い釧路は知りませんでした。聞けば、空路釧路へ入ろうとした弁護士は、欠航で、大会に間に合わなくなった方もいたようです。

夕方、幣舞橋を歩きました。銅像の並んでいる橋の上から、港の方を見ても、霧で、何も見えません。驚きとともに、かえって新鮮な感じを受けました。

 

ところで、北海道弁護士会連合会では、早くから、北海道の弁護士が、月々、会費を払って、弁護士が少ないところに、「すずらん基金法律事務所」を作っています。そこで、働く弁護士事務所の経費の一部を負担しているのです。こうして、広い北海道内を、各地の弁護士会で、地域の要請に応じようとしています。道内各地で、弁護士が巡回の法律相談を行うこともしています。

 

日々こうした活動をしている道内各地の弁護士が集まって、大会の翌日には、恒例の弁護士会対抗の野球大会がありました。会場の釧路市民球場は、広大な釧路湿原の中にありました。球場内の広いグランウドには、近くの港から、カモメが飛来していました。私も、函館弁護士会との試合では、捕手として、1イニング、打者として1打席、プレーする機会も得ました。この市民球場は、今年、人口芝に張り替えたということです。

そして、この8月末には、プロ野球の試合が、ここでまもなく、行われるということです。そんな球場のグラウンドでプレーでき、感激をしました。

 

試合は、大会を開催した、釧路弁護士会の優勝でした。

 

翌日、朝早く、JRで札幌に向かいました。こちらに来たときは、霧の町釧路でしたが、帰る日には、遠くまで海が見え、豊かな釧路市が、広がっていました。

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