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事務所コラム

旭岳 姿見の池

2017.08.29

吉川 正也

雲の上に山々の頂上のみが見える。

雲海がひろがり、旭岳ロープウェーの山頂駅からは、遠くの芦別岳などの頂きのみが見え、雲がその下を覆っている。

8月12日、山の日、北海道大雪山にある旭岳を訪れた。

 

雲が静かに漂うところ、山々が青黒く見えている。雲海は、見渡す限り続いていた。

その後、山頂駅を出発し、旭岳の噴火したときに出来た、姿見の池に向かって、山頂の方に向かって登っていく。

 

ハイマツの間を通っていくと、夫婦沼と呼ばれる2つの沼が左右に見える。両脇には、高山植物が花を咲かせたあとが残って、風に揺れている。高山植物は、6~7月には咲き誇り、8月中旬には、もう花の季節は終わっている。旭岳は、5月~6月まで雪が残り、9月末には初雪が降る。近くの山には、8月だというのに、雪渓がある。

 

登山道は整備されているが、それでも、階段は一段一段が高い。

少し平らなところでは、小石混じりの砂地であり、近くには、大きな岩もある。正面には、旭岳がそびえていて、屏風の様に見える。そのふもとまで、登っていく。

途中、見晴らしの良いところで、2回程休む。下の方を見ると、雲海が、更に広がっている。

 

大雪山という大きな山の中で、その主峰である旭岳は、かつて噴火を起こし、それで、山頂の一部が崩壊し、その麓に、姿見の池ができていた。姿見という意味は、山頂近くのこの池に、旭岳山頂の姿が映し出されるからであった。

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